残響

 

 

 

おはようございます。

七夕ですね。

 

まちを歩いていると、笹の葉に括り付けられた短冊をチラホラ見かけました。

「願いごと」が書かれた紙が風にふかれているのをみると、なんだかちょっと楽しくなってきます。

笹の葉に括り付けられた短冊をみていると、あの短冊は「笹の花」なんじゃないかと思えてきます。

短冊が花に見えてくるのです。

 

いや、嘘です。

ほんとは「短冊が花にみえる」というのは後から思いつきました。

後から印象を追想し、幻想風景を自分のなかで立ち上げ、想像の世界で遊んでました。

 

 

ところで、ぼくはまだ、去年の七夕の記憶が自分のなかに強く残っています。

軽井沢の町を歩きながら考え事をしてただブログを書いていただけなのですが、過去と未来のすべてが自分の中に去来するような感覚を覚えて、そこから一歩も動けなくなるような状態に陥っていました。

「魂に強烈な印象が刻まれる瞬間」って、こんな感じで訪れることもあるんだ。

そんな驚きを、今もなお残響として感じています。

この一年は、この残響を追ってばかりでした。 

 

すこしずつこの感覚を繙き、そして繙きながら溢れてきた「断片」のようなものを糧にして、新たに未来を「再構成」するような内的作業に夢中になっています。

いまもまだ、その途中です。

 

ほとんどじぶんの内側での孤独で地味な作業だけれど、そこにはやっぱりこのちっぽけなブログを読んでくれたあなたの助けもあり、いつもなんだか温かい気持ちをもらえているような、そんな感覚で過ごしています。

わけのわからないことを書いて困らせてしまうことも多く、なのに懲りずに付き合ってくれて、なんと言っていいのかわかりません。

 

 

それから、「内的作業」だけでなく、「外の環境」を整えることにも力を入れたい。

そう思いつつも、ついつい「内向き」になってしまう自分を自分で叱咤したり、まわりのひとにそれとなく示唆されたりしながら過ごす日々です。

これからの一年は、ちょっと無理やりにでも「外に出る」方向に自分を仕向けていこうと思っています。

 

 

 

それでは、今年は天の川銀河のなかに浮かぶ「三つの星」に願いを掛けようとおもいます。

こと座のベガ、わし座のアルタイル、それからはくちょう座のデネブ。

彼女たち夏の大三角の輝きが、これからもこの星の人々を照らし続けることを期して。

 

 

 

 

 

巡り巡る時を超え

いつもあなたの所へと

この心舞い戻ってゆく

無理に描く理想より

笑いあえる今日の方が ずっと幸せね

 

愛を込めて花束を』 Superfly

 

 

  

「cyber spaceについて書く」と大風呂敷を広げたのはいいものの、書いてみたかったことの1%もかけてない気がする。

というか、構えすぎて書けなかった。

 

そもそも自分が「cyber」についてほとんど何も知らないに等しいこともわかった。

というか、そもそもさほど関心がないことがわかった。

さほど関心がないけれど、それを通じて「何か」ができそうだという直感はある。

その「何か」をするために「cyber space」を活用する、というスタンス。

大前提。

 

 

直観に「考え」が追いつかない。

「社会的な課題を引き受けたい」という、じぶんのなかのある意味で希少な欲求を育ててみようと思ったけれど、どこから手をつければいいのかいまだにわからずにいる。

いや、わからないわけでは全然ない。

ただ、疑念を抱いてしまう。

自分で見通したわけじゃなく、他人に示唆されたものだから。

 

なんでもかんでも自分ですべてを決めないと気が済まない。

悪い癖。

自分に関わり過ぎてしまう。

そんなことをしてもいいことはない。

エゴが肥大するだけ。

自分について考えることをやめて、具体的な「外の声」に耳を傾け目を向けた方がいい。

 

やるべきことは、「遠く」にはない。

目の前に、もうすでにある。

それをやるだけ。

それをやるのに、あたまで考えた「理由」はいらない。

「理由」は必要だけど、それをあたまで考えても意味がない。

直観的な把握とシュタイナーのいう意味での思考。

瞑想的で集中的なそれ。

「理由」をつかむことに限っていえば、必要なのはそれだけ。

 

 

意味のある「思考」をする。

そこに本当の「自由」がある。

そこで「何か」をつかむ。

そのうえで、目の前にあるものに取り組む。

それを積み重ねる。

それが「遠く」に行く唯一確実な方法。

「魔法」なんかどこにもない。

 

 

「希望」があれば、「魔法」はいらない。

 

 

 

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