花の名

 

*これは号外です。 

 

  

 

   

簡単なことなのに どうして言えないんだろう

言えないことなのに どうして伝わるんだろう

 

花の名』 BUMP OF CHICKEN

 

 

 

 

雨が降っていた。

碧い花を見かけた。

それは、窓の向こうにあった。

硝子窓の向こうに。

 

窓の向こうにあったのに、「向こう」にあるようには見えなかった。

でも、もちろん、「こちら」にあるわけでもなかった。

 

どこにあるのだろう?

すこし考えた。

 

でも、すぐに考えるのをやめた。

考える必要はなかった。

 

だって、あまりにも美しかったから。

 

 

 

僕がここに在る事は あなたの在った証拠で

僕がここに置く唄は あなたと置いた証拠で

 

『花の名』 BUMP OF CHICKEN

 

 

 

あまりに美しいもの。

そういうものに出会うと、言葉を失う。

呆然とする。

呆気にとられる。

 

でも、気を取り戻したとき、僕は言葉を探す。

届かなくても。

届かなくても、言葉を探す。

 

届けたいから。

届かなくても、届けたいから。 

 

 

 

貴方だけに。

 

 

 

あなたが花なら 沢山のそれらと

変わりないのかも知れない

そこからひとつを 選んだ

僕だけに 歌える唄がある

あなただけに 聴こえる唄がある

 

『花の名』 BUMP OF CHICKEN

 

 

 

 

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