雪の砂

 

 

 

こんばんは。

最近はいろいろと慌ただしい日々を過ごしています。

 

自分の内面世界はわりと静かに進んでいるのですが、外の世界はけっこう慌ただしく、「いつまでこの感じが続くんだろう?」なんて思うことが多かったりして、どこか”傍観者”のような意識で過ごすことが多いです。

 

「主体性」という言葉が嫌いというと嘘になるのですが、ぼくは「主体性」というものをあまり信用できずにいます。

けれど、「当事者意識」のようなものは大事だと思っているところもあります。

”主体性を持たずに当事者として生きようとする”というか、これはいま思いついたのですが、「積極的な傍観者」のような意識状態を心掛けて過ごしているようなところがあります。

 

「積極的な傍観者」って、なんだか「おせっかいな幽霊」みたいですね。

 

 

 

 

 

雪が残していくものはいつも静かで、だから僕はずっと雪をみていた。

 

雪は世界の神秘を囁く。

ほんの小さな、

ちいさな奇蹟を。

そっと囁く。

それは記憶を思い出に変えるようで。

 

砂漠に雪が降った。

ぼくがそう願ったから。

あなたがそう願ったから。

それは記憶を思い出に変えるようで。

 

雪の砂に線を引いた。

緩やかに。

けれど厳かに。

堂々と。

躊躇わず。

何度でも。

重ねてく。

 

引き直す。

何度でも。

躊躇って、

躓いて、

何度でも、

弾き直す。

何度でも。

 

それは、

そう。

記憶を思い出に変えるように。

 

何度でも、

何度でも。

 

 

 

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