投稿者: KokiGoto
(16) おーろら3
目が太陽のごときものでなかったら、 どうしてわれわれは光を見ることができよう? われわれの中に神自体の力が生きていなかったら、 どうして神々しいものがわれわれをうっとりさせることができよう。 ...
(15) サヨナラマイストーリー
われわれ(詩人)は女のようなものだ。女はお産をする時は、もう二度と男の側に寝まいと誓う。しかもいつの間にか、また身ごもっている。 『ゲーテとの対話』(エッカーマン) ゲーテ 物語から降りるには...
(14) ちょっと固いジャガイモ
天国にひとりでいたら、 これより大きな苦痛はあるまい。 『格言的』 ゲーテ ウポポイを出て、「カフェ リムセ」というところでランチをしていた。 前日にウポポイが休館日だったにも関わらず来て...
(13) 焦茶色の波
真なるものは、神的なものと同一であって、決してわれわれによって直接には認識されない。われわれはそれを反映と実例と象徴と個々の親近な現象においてのみ見る。われわれはそれを理解し得ない生命として認める。しかもそ...
(12) ダークブルーのシェアカー
真理はわれわれの性質に逆らい、誤りは逆らわない。しかも、きわめて簡単な理由によってである。即ち、真理は、われわれが自分を限られたものとして認識すべきことを要求するのに反し、誤りは、われわれが何らかの仕方で限ら...
(11) フィーリングの海
物事の無常について仰々しくしゃべり立て、現世の空しさの考察にふける人々を私はあわれむ。われわれは、無常なものを無常でなくするためにこそ存在しているのだ。それは、両者を尊重することを知って初めて可能である。 『...
(10) 地球岬
最も不自然なものもまた自然である。至る処に自然を見ない者は、どこにも自然を正しく見ない。 『自然に関する断片』 ゲーテ 白鳥大橋の上で車を走らせていた。地球岬に向かっていた。相変わらず米津玄師の『...