月に誓って

      飯乞うと 里にも出でず このごろは 時雨の雨の 間なくし降れば   良寛       朝、仕事の迎えのバスが倶知安駅に到着するのは5時15分頃です。 5時過ぎに家を出て、雪道を歩きながらぼくはいつも月を眺めて...

おぼつかない感覚

      秋の夜の  月の光を 見るごとに 心もしぬに いにしへ思ほゆ   『月の兎』の反歌(解説) 良寛        久しぶりにやなせたかしさんの詩集を読み返しました。 北海道にきて「キリスト」と向き合おうと決め、...

ならんだ足跡

      いざ歌へ われ立ち舞はむ ひさかたの こよひの月に い寝らるべしや   良寛       このまえ、ニセコの気温は12℃でした。これは5月並みの気温だったそうです。 今年の冬は暖冬で、思ったよりも早く「春」が...

彩りの源泉

      月よみの 光を待ちて 帰りませ 君が家路は とほからなくに   良寛         今朝、「ムラサキスポーツの50周年記念」の動画を観ていました。 「あっ、これ俺やん」と思いました。 50(ゴトー)とムラサ...

白い部屋

      白雪は 幾重も積もれ 積もらねばとて たまぼこの 道踏み分けて 君が来なくに   良寛       新しい職場でのオリエンテーションをすませて、バスの待っている駐車場へ向かいました。ホテルの前には焚き火があり...

いつまでも

      つきてみよ  一二三四五六七八(ひふみよいむなや)  九の十(ここのとを) 十(とお)とをさめて  またはじまるを   良寛       札幌駅から倶知安駅に向かっていました。 電車に乗って、窓の外にひろがる...

それ

    盗人に とり残されし 窓の月  良寛       札幌のホテルに泊まっていました。夜、寝ようとしたけどなんだか寝つきがわるかったです。 夜ごはんのスープカレーを食べすぎました。おいしいスープカレーだったのに、食べ...

眠りに落ちるまえに

      道のべの すみれ摘みつつ 鉢の子を  忘れてぞ来し その鉢の子を 良寛       札駅のステラプレスイーストのスタバでカモミールティを飲み終わったあと、エスカレーターをあがって三省堂(本屋)に行きました。 ...

クーポン

      初しぐれ 名もなき山の おもしろき   師走も知らず 弥彦山 良寛       小樽から札幌にもどってきました。”背負うべきもの”を背負って、再スタートです。 札幌駅にもどってきて、ステラプレスイーストの「ス...

再生

  鉢の子に 菫たんぽぽ こきまぜて  三世(みよ)の仏に たてまつりてむ 良寛       小樽に向かう電車に乗っていました。札幌駅で電車から降りたのですが、電車の中にバックパックを忘れました。到着早々の大きな忘れ物で...