赦し

      One way street 照らす月と歩いた 好きな歌を口ずさみながら 感じたくないものも感じなきゃ 何も感じなくなるから   『誰にも言わない』 宇多田ヒカル   腹の底の怒りが溢れそうなとき、森博嗣さん...

ひとつのうた

  この頃、毎日毎日、「小さな奇跡」が降り注いでいる。 外から誰かが僕のことを見ていても、「きっと誰にもわからないだろうなぁ」と思えるような、小さな奇跡。 それは吹けば飛ぶようなものでもある。   偶然の一致に意味を見出...

ターコイズの箱

今日は、暑かった日々が去ったことに想いを馳せた。   引越しの準備をしていた。住み慣れてきた部屋のなかで荷造りをした。慣れたころに別れがくるのは、もどかしい。 「お別れ」が苦手だ。人生は出会い別れの連続で、これまでもいろ...

黄色い夢

  明日を描こうともがきながら 今夢の中へ 形ないものの輝きを そっとそっと抱きしめて 進むの 『明日への手紙(ドラマバージョン)』 手嶌葵   大手町から神田にむかって歩いていた。雨がふっていた。折りたたみ傘からはみ出...

遊びと制約

  今日、ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』を読み始めました。 人間の本質は「遊び」であり、「文化の中に遊びがあるのではなく、遊びから文化がうまれる。つまり、人間は本来、文化で遊ぶのではなく、人間の遊びが文化になる。」と説...

そのときまで

  「壺中天の本と珈琲」という隣町のカフェに行った。伊豆高原に来てからちょくちょく通ってるブックカフェだ。 最近はいつも、杉本博司さんの『影老日記』を読んでいる。杉本さんの活動には、何か感じるものがある。未来の自分にとっ...