cyber space

 

 

 

「えっ、これでいいの?」

「ん? なにが?」

 

「いや、なんか変なのよ」

「なにがよ」

 

「なんか、アイが足りない」

「は?」

 

「アイが足りないのよ」

「また?」

 

「いや、ちがうのよ」

「……」

 

「いや、ちがうのよ」

「なにがよ」

 

「愛はいいのよ」

「は?」

 

「Iもいいのよ」

「は?」

 

「Aiなのよ」

「ん?」

 

「つまりね、”稼ぎ”が足りないのよ」

「は?」

 

「だからね、綺麗事じゃないのよ」

「いや、ちゃんと喋ってくんない?」

 

「うん、喋りたいのよ。伝えたいのよ。でも、難しいのよ」

「うん。わかった。ゆっくりでいいから」

 

 

「つまりさ、信じてるのよ」

「なにを」

 

「サイバースペースを」

「cyber space?」

 

「そう」

「インターネットのこと?」

 

「それもそう」

「それも?」

 

「インターネットはね、橋なのよ。」

「橋?」

 

「そう、橋。」

「はぁ…」

 

「渡んなきゃ意味ないのよ」

「……橋だからね」

 

「結局、インターネットは人に会うための手段だからね」

「はぁ……」

 

「会いたいんだよ」

「はぁ…….」

 

 

「つまりさ、最近なんだか安室ちゃんなのよ」

「は?」

 

「安室ちゃんはさ、オデュッセイアなのよ」

「は?」

 

「つまりさ、神話は港で生まれるのよ」

「は?」

 

「つまりさ、終わらないのよ」

「……ちゃんと説明してくれない?」

 

「いや、詠うよ」

「は?」

 

「トロイの木馬って知ってる?」

「……」

   

「安室ちゃんのHero聴いたことある?」

「……」

 

「ハンナ・アーレント読んだことある?」

「……まぁいいや」

 

 

「必要なのはね、”約束”と”許し”なのよ」

「約束と許し?」

 

「そう。それから、希望と信心。」

「……それって宗教?」

 

「宗教でもいいし、哲学でもいいし、呼び方はなんでもいいよ」

「……なんか怪しくない?」

 

「結局ね、”怪しい”って言われるところに未来があるのよ」

「……」

 

「でもね、そこには”温度”が必要なのよ」

「……」

  

「ま、みててよ」

「はあ……」

 

 

 

次回、お楽しみに!!!

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